世界で活躍する素晴らしいインド人リーダー

インド人エンジニアに学べ!

活躍するインド人リーダー

インド人エンジニアの素晴らしさ

IT分野に強いインド人は、世界の様々な大企業でリーダーとして活躍しています。レベルの高い仕事をするインド人の素晴らしさは、エンジニアとしての技術力だけでなくリーダーとしても世界で高く評価されています。

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世界で活躍するインド人

活躍するインド人リーダー

高い能力を持っているインド人エンジニアは、世界の様々な企業のリーダーとして活躍しています。日本で最も有名なインド人のリーダーというと、ソフトバンクのニケシュ・アローラ氏でしょう。アメリカのグーグル社のトップだったアローラ氏を引き抜いたのはもちろんあの孫正義社長で、同氏はアローラ氏を選んだ理由について「人格や洞察力、情報革命に対する情熱などに深く感銘を受け惚れ込んだ」と述べ高く評価しており、有力な後継者候補と考えていることも明らかにしていました。その際には165億円もの報酬を支払ったことで日本でも大変なニュースになりました。その後はソフトバンク取締役副社長に加えてヤフー取締役会長も兼任し、2016年現在では任期満了によりソフトバンク社の取締役を退き、同社の顧問に就任しています。
IT大手のグーグル社では、最高経営責任者としてインド人のスンダー・ピチャイ氏を抜擢しています。ピチャイ氏は1972年生まれとまだ若いですが、同氏の経歴を見てみるとそれも納得できる内容ばかりです。ピチャイ氏は、インド最高峰の大学としても有名なインド工科大学を経てアメリカのスタンフォード大学で学び、その後ウォートンでMBAを取得していてビジネスパーソンとしては正に王道を歩んでいます。以前は大手コンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントをしていましたが、グーグル社に入社後は能力を最大限に発揮して、世界中でシェアが拡大しているグーグルクロームをはじめとした様々なプログラムの開発を成功させたというITエンジニアとしての多大なる実績が評価されました。後にツイッター社からの誘いもありましたが、グーグル社に留まる意思は揺らぎませんでした。

インド人はなぜ凄いのか

インド人のリーダーがIT分野に多い理由としては、インドのIT教育のレベルが世界屈指の高さであるという点があります。世界で活躍するインド人エンジニアの多くはインド工科大学で学んだ経歴を持っている場合が多く、その教育水準は世界最高レベルのアメリカマサチューセッツ工科大学以上と評される場合もあるほどです。インドの数学教育の凄さは有名で、日本人なら小学校で習う九九もインドでは幼稚園で習得し、IT教育もまた幼稚園の頃から始めるという早さで、日本と比較してみても教育環境の差は歴然としています。そのような徹底した理数教育が世界最高レベルのエンジニアを数多く輩出する要因になっているのです。

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ハングリー精神を学ぶ

良く言えば奥ゆかしく、悪く言えば積極性に欠けるという気質は、日本人の多くに見られる傾向です。日本人の中にも積極的でやり手の人もいることは確かですが、世界で横並びに競争するとなると強いイメージがあまりないというのも事実ではないでしょうか。その点で、インド人が持つハングリー精神は日本人エンジニアにとって学ぶところが多いと言えるでしょう。今後世界で活躍したいのであれば、ハングリー精神が必須と言っても過言ではありません。

高騰するインド工科大卒の学生

国全体で幼い頃からの理数教育に力を入れているインドでは、ITに強い人材がどんどん育成されています。インド工科大学は世界でもトップクラスの大学です。高いIT技術を持つ人材が数多く在籍してきたという実績もあり、世界の大手IT企業がこの大学から人材を確保すべく激しいオファー競争を繰り広げています。学生に提示される報酬額はどんどん高値になっていき、最高で年収4000万円以上にもなる企業が現われているほどです。

インドのシリコンバレー「ベンガルール」

インドのシリコンバレーとして有名なベンガルールは、イギリスの植民地時代に名づけられた英語名のバンガロールから現地語のベンガルールに戻される型で改名されました。ベンガルールに世界のIT企業が集まってくる理由はいくつかありますが、インド人エンジニアの需要が高まったきっかけは、かつて世界中に不安をもたらしたY2K問題です。また、ITの研究開発分野の場合、税制上の優遇措置が後押しとなって世界中から企業が集まりやすい基盤が整っています。