インド人から学ぶべきハングリー精神

インド人エンジニアに学べ!

ハングリー精神を学ぶ

負けられない日本人

今アメリカではITエンジニアの人材不足が問題となっています。世界中にITエンジニアとして働く人が増加しているにも関わらず、人材不足問題の解消には至っていません。仕事にシビアな実力主義のアメリカ社会では、自分のイスに落ちついてのんびり座っているようでは通用しないのです。

ハングリー精神を学ぶ
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インド人エンジニアのハングリー精神

ハングリー精神を学ぶ

完全成果主義のアメリカ社会において、どんなに優秀なエンジニアであっても明日の雇用の保証はどこにもありません。実際、アメリカのIT企業ではエンジニアの入れ替わりがかなり激しく、1年間に何人ものエンジニアが退職するという状況がごく普通のことです。そのような環境下で生き残っていくためには、激しい競争に勝ち抜いていく心の強さも必要になります。優秀なエンジニアが数多くいるインドからも大勢のエンジニアがアメリカへ渡っており、着実にその存在感を高めているのが現状です。インド人はハングリー精神が旺盛な上に高い技術力や英語力などの武器がたくさんあり、競争の激しいアメリカでも勝ち残っていくことができるのです。そんなインド人エンジニアでさえ、ある日突然無職になってしまうというのがアメリカのIT業界の厳しい現実です。

自分の殻を破って前へ出る勇気を

よりハイレベルな世界で自分の能力を発揮していきたいと考えているなら、日本人の美徳ともされる奥ゆかしさは捨て去る必要があるかもしれません。エンジニアの仕事は家でじっと待っていても入ってきませんし、そうしている間にどんどん他の優秀で積極的なエンジニアが仕事を持っていきます。アメリカではいろんなパーティが開かれますが、できるエンジニアはそこを絶好の営業の場として最大限に活用します。いくら能力があっても壁の花になってしまっていたら何の進展も得られませんから、振り切って自分を前へ押し出す強気な姿勢を持てるかどうかが生き残りのカギになるかもしれません。

人脈は仕事の幅を無限に広げる

仕事のチャンスはいつどこに転がっているかわかりません。そのチャンスが転がっている場に自ら拾いに行かなければ何の進展もありません。大きな仕事を得ている人や常に仕事に困らない人というのは、いつも積極的にチャンスを得る機会を伺っていますし実際に行動をしています。人と会う機会が多ければ、それだけ人脈は広くなりチャンスも増えていきます。もちろん会うだけでなくそこから一歩踏み込んで自分を売り込むことも必要になります。
実力はあって当然ですから、現状に満足して成長する努力をしなければ置いていかれてしまうような流れの早い世界です。その点、日本人エンジニアの力は決して小さくありませんから、自信を持って堂々とコミュニケーションがとれるような積極性を意識していくよう努力してみてはいかがでしょうか。

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ハングリー精神を学ぶ

良く言えば奥ゆかしく、悪く言えば積極性に欠けるという気質は、日本人の多くに見られる傾向です。日本人の中にも積極的でやり手の人もいることは確かですが、世界で横並びに競争するとなると強いイメージがあまりないというのも事実ではないでしょうか。その点で、インド人が持つハングリー精神は日本人エンジニアにとって学ぶところが多いと言えるでしょう。今後世界で活躍したいのであれば、ハングリー精神が必須と言っても過言ではありません。

高騰するインド工科大卒の学生

国全体で幼い頃からの理数教育に力を入れているインドでは、ITに強い人材がどんどん育成されています。インド工科大学は世界でもトップクラスの大学です。高いIT技術を持つ人材が数多く在籍してきたという実績もあり、世界の大手IT企業がこの大学から人材を確保すべく激しいオファー競争を繰り広げています。学生に提示される報酬額はどんどん高値になっていき、最高で年収4000万円以上にもなる企業が現われているほどです。

インドのシリコンバレー「ベンガルール」

インドのシリコンバレーとして有名なベンガルールは、イギリスの植民地時代に名づけられた英語名のバンガロールから現地語のベンガルールに戻される型で改名されました。ベンガルールに世界のIT企業が集まってくる理由はいくつかありますが、インド人エンジニアの需要が高まったきっかけは、かつて世界中に不安をもたらしたY2K問題です。また、ITの研究開発分野の場合、税制上の優遇措置が後押しとなって世界中から企業が集まりやすい基盤が整っています。